Lazy Bear

Categories

Archive

Site search

Feeds

Meta

プリンス・オブ・ペルシャ/時間の砂

ダスタンは幼い頃にペルシャ王に見込まれ養子となる。
月日が経ち成長したダスタンは、ペルシャの獅子と呼ばれるほど勇猛な戦士と成長していた。ある日、ペルシャの敵国に対して武器を売っていると分かった聖地アラムトに対し、ペルシャ王の弟ニザムと兄二人と共に制圧をかける。その最中、ダスタンは不思議な短剣を手にする。

ジェリー・ブラッカイマーのプロデュース作品。原作は一応、同名のSFCゲームで良いのかな? 主演はジェイク・ギレンホール。

時間を戻す事が出来る砂と魔法の短剣を巡る、ダスタンの戦いを描くアクション映画です。
まず見所としては、圧倒的な迫力のアクションシーンにつきます。冒頭からいきなり激しいアクションシーンが飛び出すと思いきや、ほぼ全編に渡ってこのクォリティのアクションが続きます。中途半端な斬り合い打ち合いに壁を登るとか屋根を飛び降りるとか、そんな生易しいアクションですら妙に迫力があって思わずスクリーンを見入ってしまいました。カメラワークなのか、演出なのか、とにかく一つとして凡庸なアクションが無いのは秀逸だと思います。
肝心の時間の砂の存在ですが、正直なところ映画での存在感はさほどありませんでした。実際に時間を戻すシーンも数えるほどしかなく、どれだけ危険なのかどういった事を出来るのかといったものが大したインパクトが無いばかりか、誰も実践しないのがちょっと残念です。ダスタン王子は自分の濡れ衣を晴らそうと奔走するのだけれど、そちらの展開の方が大きく面白いので、わざわざ時の砂なんて出す必要ないんじゃないかな?とちょっと思ってしまいました。
また、これだけ盛り上げておきながらラストがちょっとイマイチ雑な仕上がりになったなあとも思います。個人差はあるのだろうけれど。

オススメ度は4+。ジェリー・ブラッカイマーらしい、安定した娯楽大作です。とにかくアクションシーンは圧巻の一言につきます。これだけを観に行っても損は無いでしょう。

Write a comment