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エミリー・ローズ

カトリック派のムーア神父は、19歳の女子大生エミリーに悪魔祓いの儀式を行う。しかしエミリーはその後に変死、ムーア神父は起訴される。協会の依頼により、かつて凶悪殺人犯の弁護を行い死刑を回避した女性弁護士エリンがムーア神父の弁護を担当する事になる。


この話は事実に基づいた話であり、エミリー・ローズという女性も実在の人物だそうです。
しかしこの映画は随分とホラー色の強い作品でした。ただ、初めホラーと思って観に行ったのですが実際は法廷での裁判を中心とした物語でした。ホラー部分、つまりエミリーが悪魔に取りつかれてから死ぬまでの部分は全て回想シーンとなっています。

法廷6、ホラー4ぐらいの割合で進んでいくこの話。実話に基づいているためか、オカルトをあえて科学的に証明するという従来には無い切り口とは思いましたが、ホラーとミステリーのごった煮であるため、非常にどちらの要素も中途半端になってしまっています。また、アメリカの法制度をある程度知っている事が前提になるため、もしかするとそれを知らない人には首を傾げる事が多くなるかもしれません。

オススメ度は3+。もうちょっと点を上げたい惜しい作品です。ホラー要素をもっと減らせば、ミステリアスな史実を再現した映画になったのですが。
ライトなホラーを観に行く感じで行きましょう。

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