２０１０年まとめ
以前までのように二つに分ける事も無いかなと思い、今回から１エントリーに統一です。
２０１０年に観賞した映画で、良かった作品、悪かった作品を振り返ってみます。
良かった映画
インビクタス/負けざる者たち
イーストウッド監督映画は本当に安定感が半端ない。史実を元にした作品だったけれど、マンデラ大統領と国民との距離感や意識の変わり方など見せ場が多く、非常に熱い映画でした。
マイレージ、マイライフ
ジョージ・クルーニー主演の非常にシニカルなコメディ。仕事人間の主人公が心変わりをし、その選択の結果の重さとラストが非常に秀逸でした。こういうシニカルかつ面白いコメディは珍しいと思います。
第9地区
宣伝、作品共々２０１０年一押しの映画です。低予算SF映画で監督デビュー作とかとんでもない要素満載なのに、これだけ魅せるのは奇跡的。この一発で終わるのか、はたまた次回作でも魅せてくれるのか、動向が気になる所。
告白
今年も邦画は地雷臭ばっかりで避けてばっかりだったけれど、これは想像よりも面白かった。確かに暗い要素ばっかりであまり愉快な気分にはならなかったけれど、時間を割いてまで見る価値は確実にある。
インセプション
クリストファー・ノーラン監督だから、という感じで見たけれど、エキセントリックさはかなり目立ったかな。だけど、難解な設定が理解できるとかなり面白い映画。CGをあまり多用しないで映像を作るというのも面白い試みだった。
最後の忠臣蔵
２０１０年は結構時代劇映画があったけれど、個人的にこれが一番ツボ。こういう殺陣無しの時代劇が観たかった。色々と各人物を掘り下げる余地もあるし、忠臣蔵に頼り切らないで立ってる映画。
良くなかった映画
ウルフマン
別段期待が大きかった訳じゃないけれど、ちょっとがっかりな内容でした。古典ホラーのリメイクはともかく、リメイクする意味も無いように見えた。ベニチオ・デル・トロの演技も雑に見えたし……。
今思ったけれど、多少のがっかり映画はあったものの、本気で見るんじゃなかったというのは無かった。２０１０年はかなり地雷臭するのは避けていたから、本当に見る価値無いレベルのものは当たってなかったなあ。
きっちりエンタメに徹していたり、何かしら挑戦的な要素を含めたりする小粒な意欲作が多かったので、２０１０年は非常に映画が面白かったです。しかし３Dはまださほどの必要性を感じない印象だなあ。
Posted: 1 月 6th, 2011 under 2010, 映画.
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