フライトプラン
不慮の事故で夫を亡くした元航空機エンジニアのカイルは、娘ジュリアと共にニューヨークへ向かっていた。ベルリンを飛び立った航空機内で二人は並んで座っていたが、ふと眠りから目が覚めたカイルは隣に座っていたジュリアがいなくなっている事に気が付く。
誘拐されたと判断したカイルは機長に掛け合うのだが、ベルリンの病院よりジュリアは六日前に死亡しているという報告を聞かされる。
母親が娘を助けるというシチュエーションから、昨年見た「フォーガットン」を思い出しました。あれはSFで落とすという力技でしたが、この作品はあくまでリアルでオチをつけています。
ただし、脚本があまりに悪過ぎます。投げっ放しの伏線、国が国なら死刑になってもおかしくないくらいやりたい放題のカイル、あまりにいい加減な犯行計画、粗探しをしていったらキリがありません。あくまで映画だからそこまでこだわる必要も無いだろ、という許容範囲にはなりませんでした。主演以下俳優の演技はそれほど悪くなかっただけに、多分スタッフに恵まれなかったのでしょう。
雰囲気は僕が子供の頃に見た映画作品に似たものがあります。古臭いという表現です。たとえ古いものでも名作は今見ても名作ですが、この作品には少々悪い意味であてはまるでしょう。
オススメ度は3−。見た後に「ちょっとこれはないなー」という気分になると思います。
話題性もインパクトも並以下なので、あまりオススメは出来ません。
Posted: 1 月 21st, 2006 under 2006, 映画.
Comments: 1
Write a comment