Lazy Bear

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カウボーイ&エイリアン

男は荒野の中で突然目を覚ました。泥だらけの体に、脇腹には奇妙な傷、そして左腕には見たこともない鉄の腕輪がはまっている。自分の身に何が起こっただけでなく、自分の名前すら思い出せない男は、困惑しながらもとりあえずは町を目指す。
その町はダラハイドという牛飼いの男が実質的に支配している町で、息子のパーシーは父親の威光を良い事に好き放題に暴れていた。

主演はダニエル・クレイグとハリソン・フォード。監督はアイアンマンシリーズのジョン・ファヴロー。
カウボーイとエイリアンが戦うという、この時点からして荒唐無稽なイロモノ映画を彷彿とさせるこの作品。いや、確かにイロモノではあるし、雰囲気は完全にB級映画そのものでした。各キャラクターはちゃんと個性付けや役割分担がされているし、脚本も破綻なくまとめられてはいます。ただ、アクションは19世紀の銃では屈強なエイリアンに対してはほとんど豆鉄砲で、あまり迫力はありませんでした。主人公が左腕に付けている謎の腕輪による武器は、若干威力と迫力は感じさせるものの、どうももう一つ派手さが無いというか、物足りない印象でした。
エイリアンの母線や内部の構造やら、そういった部分はちゃんとそれなりにお金かけて作ってるなあとは思うものの、B級にしては派手かなあと感じられる程度。テクノロジーのアイデアは良かったから、そこら辺をもうちょっと煮詰めてくれば印象が変わったかもしれません。

オススメ度は3+。俳優が豪華なのに、今ひとつB級臭さが強くて満足感に欠ける印象です。映画としての出来はさほど悪くはないのだけれども。

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