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メン・イン・ブラック3

月面刑務所から脱獄した凶悪犯は、エージェントKに浅からぬ因縁があった。彼は1960年代へタイムスリップし、そこでエージェントKを殺害し歴史を変えてしまう。
誰もがKの死亡に気づかない中、エージェントJだけは違和感を覚え、事の真相に辿り着く。すぐさまJは自分も過去へタイムスリップし、Kの殺害を阻みに行く。


主演はウィル・スミス、トミー・リー・ジョーンズ。
メン・イン・ブラックシリーズの10年以上ぶりの最新作です。
本作の舞台のメインは、NASAが月面へロケットを飛ばす60年代です。ただ、エージェント達はそもそも宇宙人からのオーバーテクノロジーを持っているので、あんまり関係はありません。ニューラライザーがちょっと違っているくらいかな。

トミー・リー・ジョーンズの年齢のせいか、エージェントKはタイムスリップ先の若いK、ジョシュ・ブローリンがほとんどでした。しかし、この若いKが意外とトミー・リー・ジョーンズに似ており、喋りや顔つきも若い頃はこんなんだったんじゃないか、という想像がそのまま形になった印象です。

ストーリーは前作よりはかなり面白くなってはいましたが、何となく雰囲気というかノリが変わったように思います。これまであった独特のノリ、テンポの良さがばっさりカットされ、ジョークの切れも落ちている印象です。個人的に、Kの寡黙で真面目な癖に時折見せる異常行動とでも言うべき激しさが好きだったのに、それが無いのはどうにも。ウィル・スミスはこれまで通りの役柄ぶりで、非常に安定していたのだけれど。

これまでのシリーズに登場していたパグ犬型宇宙人と、ラストの宇宙は壮大だ的なネタ、このどちらも無くなっていたのも残念でした。どうにも僕には、シリーズのファンが思わずニヤッとする要素が全部取り除かれたようにしか思えてなりませんでした。全体的な流れが良かっただけに、こういった遊び要素が無くなったのは非常に残念です。

オススメ度は、4−。シリーズファンには少し物足りないかも知れません。気楽に観られる娯楽作品には違いないので、そういった気分で足を運ぶのが良いと思います。

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