Lazy Bear

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アメイジング・スパイダーマン

ピーター・パーカーは8歳の時に伯父の元へ預けられ、その後に両親は失踪してしまう。
やがて高校生になったピーターは、ある日家の中で父親が使っていたカバンを発見する。そこにはオズコープ社の社員証や謎の数式が残されていた。両親の行方に繋がる何かを得られるかも知れない、そう考えたピーターはオズコープ社の見学へ参加する。

主演はアンドリュー・ガーフィールド。
以前にサム・ライミ監督、トビー・マグワイア主演で作られたシリーズのリメイク(リブート?)となる作品です。そのため、前シリーズとの繋がりはなく、完全に最初からストーリーはやり直しになります。

3D版を観に行きましたが、やっぱり迫力はとてもありました。アクションのスピード感や糸を使ったアクロバットなど、スパイダーマンらしい動きはやはり3Dで見るとかなり違います。
世界観はサム・ライミ版とは大分印象が異なっていました。結構シリアスでピーターの内面に関して深く描写されており、超能力を手に入れて浮かれたり、その結果引き起こしてしまった事に対する受け止め方、その後の言動など、一筋縄ではいかない展開になっていました。
スパイダーマンとしては、サム・ライミ版より大分おちゃらけていたり、冗談を飛ばしたり、印象が違います。多分原作に近いスパイダーマンにしたのだと思いますが、普段のピーターがそれほど口数が多い訳でもなく大人しいせいで、変なギャップを感じてしまいました。個人的には妙な不整合さがあります。
敵役はカート・コナーズ博士ですが、とりあえずトカゲ化するまでは良いとして、その後の行動がどうにも意味不明でした。ピーターに詮索された時の思わせぶりな台詞も、結局は何の伏線にもなっていなかったし。トカゲ化している時は人格が変わっていると解釈しても、やっている事は意味不明であるのと、自分で普通に薬を注入しているから無理があるし。サム・ライミ版の1作目のグリーンゴブリンは、とにかくはっちゃけてストレートに異常な敵で非常に魅力的だっただけに、ここはかなり見劣りがする印象でした。これだけがとても残念です。

オススメ度は3+。今後続編も製作されるそうなので、改めてスパイダーマンシリーズを追うには調度良いと思います。サム・ライミ版とは印象が違うため、好き嫌いはあるかも知れません。

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