Lazy Bear

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信じられないような悪さをするなあ

他部署の人とちょっと話をする事があり、その人からのまた聞きで知ったお話。
ちょっとだけ長め。

その人が、何かの小規模プロジェクトを管理していて、それか落ち着いたのでメンバーが解散となった後のこと。細々とした改修をしていたら、ソースコードの中に酷い文言を見つけたそうです。愚痴とかではなく、分かる人には分かる、ある顧客の悪口でした。バージョン管理はしているし履歴から犯人も特定出来たけど、その人は既にプロジェクトを抜けた後。これは本気で洒落にならないという事で、全てのソースコードを密かにチェックし、片っ端から修正しました。しかし、ここで問題が。そう、ソースコードのバージョンを上げるには申請が必要だし、当然理由もなく変更は出来ないのです。
顧客からの作業依頼でなければ、まず修正する事はないし、修正内容の履歴も取ります。まさかそこに、事実をありのまま載せる訳にもいきません。
そこで仕方なく、作業依頼が出来る権限を持つ顧客の中で一番話のし易い人に、真偽半分の話をして依頼をでっち上げてもらい、修正版をリリースする事に成功したそうです。
一応最新版は洗浄出来たのだけど、過去バージョンにはしっかりと残り続ける訳で。後は、誰も過去バージョンを閲覧しようとしない事を祈るばかり。

僕はソースコードの中にはコメントは残すけど、私的な事や口語体文章は絶対に記述しません。プログラムとして美しくもないし。だけど、流石に顧客の悪口は有り得ないし、本当にこんな事をする人が居るなんてと驚きました。ちょっと考えたら、特定なんか容易だし、何より何の益もないのは分かるだろうに。

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