Lazy Bear

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ウーマン・イン・ブラック 亡霊の館

弁護士のアーサーは、最愛の妻の死を引き摺りながら4年が経過していた。
ある日アーサーは、ロンドンから離れた田舎町にあるイールマーシュの館の書類整理を命じられる。その町は非常に排他的で、イールマーシュの館へ向かうアーサーを心なしか敵視していた。


主演はダニエル・ラドクリフ。
主人を亡くした廃館にまつわる忌まわしい話と、それに起因する呪いを織り交ぜたゴシック・ホラーです。

遺品整理に来た弁護士が、館の中で不可解な出来事に遭遇する展開です。序盤から中盤にかけて、一体何がどうなっているのか、本当に謎の多い話でした。謎が明らかになり、アーサーには具体的な危険が及びそうになり、そこで状況を解決するべく行動を始め、そしてエンディングと、非常にオーソドックスな構成です。
不可解な現象、人々がアーサーを遠巻きに見る理由、そして異常な怪異。ホラーとしてはかなりクラシックな作りでした。ホラー要素は暴力描写が皆無で、かなり珍しい部類と思います。ただ、いきなり金切り声を上げる女性を不意打ちのように出すのは、どうもフェアじゃない気がしてイマイチ素直に怖がれませんでした。
主演のダニエル・ラドクリフは、ハリー・ポッターの頃からだいぶイメージが変わり、苦悩する青年という姿が板についていました。この19世紀の世界観にも良くマッチし、案外ホラー向きなのではと思えるほどです。父親役として今後どう変わるかも見所。

オススメ度は4−。かなりホラーとしては楽しめる映画でした。ドキッとする演出は相変わらずだけど、しっかりした起承転結と後味の悪いラスト、好きな人にはたまらないタイプの映画だと思います。

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