Lazy Bear

Categories

Archive

Site search

Feeds

Meta

クロニクル

アンドリューは親しい友人も無く、父親とは折り合いの悪い、非常に内向的な高校生だった。ある日、従兄弟のマットに誘われてパーティに参加するものの、馴染めずに外へ出る。そこで学校一の人気者であるスティーブに誘われ、マットと共に発見したという洞窟の中へ潜入する。そこで3人は突如超能力を使えるようになる。あまりの出来事に3人は狂喜し、その力を使って面白可笑しく遊び始める。


関東限定で2週間限りの上映という、非常に限定的な作品です。値段も時間帯関係無く1000円で観られるようです。
ハンディカムを使ったモキュメンタリータッチの映画かと思ったら、どちらかと言うと様々なカメラからの映像を話が繋がるように編集した内容でした。あまりドキュメンタリー的なものはありません。典型的な低予算映画という雰囲気でした。
見所は、やはり内気な主人公であるアンドリューが徐々に増長し行為がエスカレートしていくところにあります。3人も当初はちょっとした悪ふざけだったのが、洒落にならないレベルまで来ます。そこでマットは反省と自制を訴えるものの、この時点でアンドリューの増長はエスカレートしていきます。やはり、普段から抑圧されてきたせいなのか、とにかくアンドリューは力を手に入れてからは増長する一方で、その恐ろしさが徐々に込み上げてくる展開は秀逸でした。
クライマックスからのラストは非常に温度差があって、低予算映画にありがちな投げっぱなしにも見えましたが、楽しめるという意味では十分だと思います。ここをもうちょっと頑張っていたら、作品の評価も随分変わったと思うので、やや残念に思います。

オススメ度は4+。如何にもな低予算映画ではあるものの、非常に楽しめる作品でした。ただ、2週間という上映期間と関東限定という点には要注意です。

Write a comment