Lazy Bear

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キック・アス/ジャスティス・フォーエバー

マフィアのボスであるフランク・ダミコを倒してから2年。世間では、キック・アスを発端とする空前のヒーローブームが起こっていた。街中には思い思いのヒーローに扮した人が溢れ、悪に対する断固として姿勢を見せていた。その一方でデイヴは、以来キック・アスに扮する事はなく平凡な日々を過ごしていた。ミンディもまたごく普通の高校生としての生活を始める。しかし、かつてキック・アスに父を殺されたレッド・ミストことクリスは、未だに復讐に燃えていた。


スマッシュヒットとなった前作「キック・アス」の続編です。
本作もまた、引き続きキック・アスとヒット・ガールが悪と対決する訳だけれど、今回は組織戦が重視されてます。ヒーローサイドとダークサイド、両方が組織を作って活動を始め、話の規模が前作よりも大きくなっています。そのせいか、やたら正義がどうたらという話が飛躍し、前作と方向性が完全に違っています。
前作の見所は、単なるオタク少年が憧れだけでヒーローになり、苛烈な暴力に屈さず奮闘する所なんだけれど。そういった悲壮さもなく、デイヴが本気で体鍛えた上に恋人まで乗り換えるとか、何だかもうモヤモヤする要素ばかりでした。
また、本気の戦闘術を仕込まれてるミンディにしても、アクションシーンが思ったよりも少なく、またクライマックスの所が案外盛り上がらないのも残念です。せっかく登場したジム・キャリー演ずる大佐も、もうちょっと使い方あったよなあと思うくらい勿体無い扱いでした。

オススメ度は3+。前作と比較すると、どうにも凡作な印象が否めません。それと、あまり食事前に観るのはお勧めできないです。

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