Lazy Bear

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珊瑚に書き込むKとY

少し前に別の協力会社から入ってきた人が隣の席にいるのですが。

まあ、こういう事は実際に口に出すのははばかられるし口にする人間の方が人格疑われてもおかしくないとか、その辺の社会通念も踏まえた上で、あえて有り体に表現すると。とにかく『ウザい』。

何がウザいかと言って仕事中話しかけてくる。
いや、単なるコミュニケーションなら目くじら立てる事じゃないし僕もそこまで狭量じゃない。問題はその回数。とにかく四六時中話しかけてくるのだ。
ちょっと席を立って戻ってくる都度行き先聞かれたりとか、一息入れようと飲み物を買ってくるたびに「よく水ばっか飲めるッスね、俺的にはファンタが最強でしょう」とかよく分からない上にオチのない話を延々とするとか、挙げ句の果てにはテストもしてないプロシージャを本番環境へ適用し異常終了させるとか、もう何がなんだか。

分からない事があってググってたら、
「何か分からないことでもあるんすか?」
「ちょっとSQLの構文がね」
「流石っすね! 俺には調べられないっすよ! 後で教えて下さいね!」
いや、調べろよ。

出来るだけ残業はしたくない派の僕は、業務量によってペースを上げ下げするのだけど、何かと話しかけられてはペースを乱され、ただでさえ進まない仕事でイライラしてるのに余計イライラさせられます。
いい加減キレそうだったので、もう話半分でまともに相手にしない事にしました。遠くの席の電話の呼び出し音と割り切ればさほども気になりません。けど、全身から「下らない用事で話し掛けるな」オーラをほとばしらせてはみたものの、呼び出し音が止む事はありませんでした。

やがて定時を一時間ほど過ぎた頃、どうにか予定の仕事を片付けた僕は帰宅の準備を始めました。すると、そんな僕の姿を見た彼が。
「あれー、もう帰るんですか? こっち手伝ってくれないのにズルいっすよ」

良い事を教えてやろう。
黙って手を動かせば、もっと早く終わる。

もう会社行きたくないよママン

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