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ドラフト・デイ

アメフトチームのクリーブランド・ブラウンズのGMであるサニーは、就任して2年間目立った成績を出せずにいた。迎えた今年のドラフト当日、オーナーやファンからのプレッシャーもあって、サニーは非常にナーバスになっていた。更には監督とも補強の方針で対立し、誰を一巡目に指名するか決めかねていた。同時期、他チームのGMもまた、あの手この手で他チームを出し抜き、より良い新人を一人でも多く獲得しようと奔走する。


主演はケヴィン・コスナー。NFLのドラフトの裏側を題材にした映画です。
主人公であるサニーは非常に追い詰められている上に、その状況が他のGMにも知られています。そしてオーナーからのプレッシャーに監督との対立と、本当に八方塞がりな状況でどうしようもない所から始まります。サニーはそれでも様々な情報を集めつつ、チームにとってより良い選択が出来るよう四苦八苦しますが、なかなか状況が思うように打開できません。
各GM、選手の代理人達、オーナーに家族やスタッフ、沢山の思惑が錯綜する中で遂にドラフトが始まる訳ですが。ここからのサニーは、まるで憑き物が落ちたかのように痛快な活躍を見せます。序盤で何だか頼りない神経質な主人公だと思っていたのが、これがなかなかのヤクザ交渉をするのが非常にスカッとします。
本作には様々なドラフト独自ルールが関わってきますが、これらを非常にうまく使っていたように思います。現実のドラフトでも、舞台裏ではこういった駆け引きが行われているのでしょうか。

オススメ度は4。なかなか興味を持たれにくいジャンルの映画だと思いますが、このひとえに交渉に絞った脚本は意外と見応えがあります。見て損は無いと言えるでしょう。

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