Lazy Bear

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キングスマン

非政府組織であるキングスマンは、極秘裏に世界平和に貢献する諜報部員の集団だった。その一員であるハリーは、かつて自らのミスにより部下を1人死なせてしまう。それから17年後、死なせた部下の息子エグジーを見込み、彼をキングスマンの一員にしようとスカウトする。同時に、世界的な企業を運営するヴァレンタインという男が突拍子もない手段で救済活動を行おうとしているとの情報が入る。


主演はコリン・ファース。ブリティッシュスーツを着たスパイアクション映画です。
まず本作で気になったのは、とにかくナンセンスな残虐描写が多いこと。特に終盤のシーンに関しては、笑いを取ろうとしているのかあまりに滑稽過ぎて寒いほどです。単なる残虐描写ならまだしも、どこかこうコミカルにしているセンスの悪さがどうしても引っかかりました。
またアクションシーンでは、様々なスパイ道具を駆使したエンタメ的なアクションが繰り広げられるのですが、銃撃戦で味方側はまるで銃弾に掠りもしないせいで緊張感に欠けます。幾ら何でも目と鼻の先ぐらいの距離でアサルトライフル乱射されても無事ってのは不自然すぎです。
この上記2点から察するに、これは初めからコメディ的なアクション映画だと割り切らないといけなさそうです。作中でハリーが、最近のスパイ映画はシリアス過ぎる、と言っていたけれど、案外メタ的なセリフだったのかも知れません。
本作の製作はイギリスのせいか、という事は無いかもしれないけれど、とにかくジョークにやたら毒があるのが気になりました。tedとはまた違った方向性の毒です。イギリスの流儀ってこんなもんだったかなあ。

オススメ度は3。アクション・コメディとして観れば割と面白いかも知れません。ただ、ああいった作風だけに合わない人にはとことん合わないと思います。半端な下品さがイマイチ鼻に付きそうです。

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