Lazy Bear

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コードネーム U.N.C.L.E.

犯罪組織による核兵器の密造を阻止すべく、冷戦まっただ中でありながらもCIAとKGBのそれぞれの腕利きスパイが協力し、核兵器がナチスへ渡ることを阻止しようとする。手がかりとなる製作者の元へたどり着こうとするものの、二人には数々の罠が仕掛けられていた。


監督はガイ・リッチー。いわゆるスパイアクション映画です。ただ非常にコミカルな印象があるだけでなく、スパイ映画らしい共謀や策謀があまり無く、単なるスパイが主人公だというアクション映画に近いです。
主人公でもある二人のスパイですが、設定上は腕利きで優れたスパイとなっているのですが、正直なところ社会的にすら不適合な印象を受けかねない非常に駄目なスパイでした。とにかく感情的で任務に支障を来しまくり、ツメも甘く、緊張感も無い。優秀だからこそ余裕があるのかと解釈していたけれど毎回そのせいでピンチになっており、これはもうマヌケとしか言いようがありません。
そういったコメディ要素を狙ってるのかどうか分からないけれど、ストーリーがあまりに単調である以上退屈さは否めませんでした。あと、クライマックスの突入シーンの一連が変なカット割りでまとめられているあたり、制作費の危うさが窺い知れます。

オススメ度は3。これはスパイ映画でなく、アクションコメディ映画です。そこを勘違いして観ると、相当にガッカリさせられるでしょう。また、コメディ映画として面白いと断言している訳でもありません。

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