Lazy Bear

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劇場霊

駆け出しの女優である水樹沙羅は、エリザベート・バートリを主人公にした舞台での役を貰う。その舞台のセットの一つである女の人形は、ただならぬ気配をまとっていた。やがて人形の周辺で変死事件が発生する。人形の仕業だと訴える沙羅だったが、舞台は中止されず公開日が着々と迫っていく。


監督は中田秀夫。ある曰く付きの人形を巡る怪異をテーマにしたホラー映画。
内容はB級的でしたが、往年の中田秀夫らしいねっとりとした作風に仕上がっていました。急な効果音や視点切り替えなどでの安易なドッキリを狙わず、また怪異も本当に最小限にし何でもかんでも怨念的な超常現象にしてしまわない作りが非常に引き込まれました。そしてクライマックスのカタストロフィーに、ホラー映画ではお約束の結末と、とにかく楽しませてくれるホラーだったと思います。本当に久しくお目にかかれなかった邦画ホラーの良作でした。

オススメ度は4+。王道のホラー映画で、ホラーファンにはたまらない一品だと思います。季節はずれだけど、ホラーが好きならば損は観て損はないでしょう。

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