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杉原千畝 スギハラチウネ

満州国で諜報活動をしていた杉原は、関東軍との仕事に嫌気が差し日本へ帰国する。その後、新たな赴任先はリトアニアとなった。ドイツとソ連の関係が緊張していく中、杉原は日本政府に無断でビザを発給し始める。その事を重く見たドイツは、杉原に対して即時国外退去を言い渡す。


主演は唐沢寿明。
実在した外交官、杉原千畝の半生を描いた作品。宣伝ではやたらユダヤ人に対してビザを発行した事を押していましたが、作品としては確かにその部分を重視しているものの、杉原千畝の行った諜報活動が他にも幾つか扱われていました。単純な人情モノかと思えば諜報活動の部分に力が入っていました。
舞台となっている時代の関係上、やはりドイツと日本は悪し様に描かれています。とは言え、外交官としての視点ではこんな風に見えて来ることもあるのかも知れません。杉原千畝に影響を受けた人々の先行き、そして意外にもちょっと皮肉な結末はかなり好きな部類です。

オススメ度は4+。若干時代的な予備知識が必要になる内容です。ですが、こういった外交モノの映画は珍しく見応えもあるので、見る価値は十分です。

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