Lazy Bear

Categories

Archive

Site search

Feeds

Meta

2015年まとめ

2015年の総括です。
今年は単館系作品を多く観賞しました。全体的な本数は去年より更に減ったけれど、その分厳選したという感じで。満足度の高い作品が多かった年です。

良かった映画
セッション
ジャズの世界を舞台にした人の闇を描いた作品。細かな異様さや違和感にぞくっとし、クライマックスの主人公の行動の異常さがたまらなかった。

予告犯
漫画原作でありながら非常に稀有な成功例。原作よりも引き締まった内容に落とし込んだのは正解だったと思う。

共犯
珍しい台湾の映画。新人監督らしい意欲的な演出と役者の演技力、そして思わせぶりで先の気になる脚本も素晴らしかった。次回作の気になる監督。

ナイトクローラー
暴走するマスメディアの恐ろしさと、主人公のサイコっぷりが秀逸。
こういった増長を伴うサイコのホラーっぷりは非常に見応えがあった。

クーデター
クーデターがテーマのパニックアクション。この怒涛の展開と緊張感の連続が本当にたまらなかった。
ピアース・ブロスナンの名脇役ぶりも素晴らしい。

ピエロがお前を嘲笑う
なかなか実践的なハッキングもさることながら、二転三転するラストの落とし所が良かった。
ハッキングモノと心理戦の相性の良さを再確認させられた。

全力スマッシュ
ベタベタな王道スポ根映画という、今時珍しい作品。
熱い展開もさる事ながら、あのビターな終わり方とメッセージ性も秀逸。

劇場霊
非常にシンプルでB級なホラー映画だったけれど、綺麗によくまとまって楽しめる作品だった。
変に奇をてらわず楽しめるホラー映画は近年稀。

黄金のアデーレ 名画の帰還
ヘレン・ミレンの魅力が詰まった作品。役者同士の掛け合いの秀逸さが印象的だった。
重い話でありながらぐいぐい引き込んでくる脚本も非常に良い。

完全なるチェックメイト
トビー・マグワイアの鬼気迫る狂気の世界、その世界観に強く引き込まれる作品だった。
こういう危うさが一番の魅力なのかも知れない。

良くなかった映画
悼む人
どう観るかで微妙さ加減が変わる、何だか軸のブレた作品。
主人公の自己陶酔の酷さはそのまま作り手側のそれの現れなのでは。

ブラックハット
クリス・ヘムズワースの熱演虚しい、非常に脚本の出来の悪さばかり印象に残る作品。
もうちょっと要点を絞った脚本にするべきだった。

今年は良い作品が非常に多く、大作系有名作品は面白かった物も外しました。有名なシリーズの続編も無難以上に面白く、明確に期待外れだったという作品はなかったと思います。
来年公開予定で既に幾つか面白そうな予告編も出ている事だし、これは来年にも期待できそうです。

Write a comment