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バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生

両親を目の前で殺される幼少期の体験から、犯罪者の徹底的な排除を行うブルース・ウェイン。そんな彼はある日、悪と戦うスーパーマンの姿を目撃する。その力はあまりに強力で、彼の戦いには善良な市民が何人も巻き込まれ命を落としていった。この正義の在り方に強い疑問と憤りを感じたブルースは、この超人を排除するために動き出す。


監督はザック・スナイダー。主演はベン・アフレック、ヘンリー・カヴィル。
DCコミックス原作の世界的に有名な2大ヒーローの激突を描いた作品です。
導入からそれぞれの生い立ちが非常に簡単にですが説明されていて、これまでのシリーズや関連作品などを知らなくとも問題のないようになっていました。
本作の肝となるのは、二人共それぞれの正義を持って行動しているけれど立ち位置や正義観が全く異なっている、その対比だと思います。そして序盤の描き方は非常に見事でした。ですが、この正義について結局互いにどう折り合いをつけたのかが微妙で、今ひとつ描ききれなかったように思います。そして、終盤になるに連れて登場人物の行動も意味不明なものが増えてきたように感じます。編集の都合なのか構成が悪いのか分かりませんが、これがとても残念です。
テーマも導入も良かったのですが、それが最後まで続かなかったことが悔やまれます。
それと個人的に気になったのは、バットマンが銃を使わない信念はどこまでならセーフなんだろう? というところ。解釈がかなり作品で左右される気がします。

オススメ度は3+。ファンにはイマイチな作品かも知れません。漠然と知ってるという程度の人であれば、割りとすんなり観られるアクション映画だと思います。

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