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ニュー・シネマ・パラダイス

映画監督のサルヴァトーレはある日、故郷のシチリアからの訃報を知る。幼い頃、故郷の村にあった映画館シネマ・パラダイス。そこの映写技師をしていたアルフレードが亡くなったというのだ。
村を出て以来30年間、一度も帰ってくることの無かったサルヴァトーレは、幼い頃の思い出に思いを馳せつつ帰郷を決意する。

今から20年近くも前に公開された映画です。今週は近所で特に興味のある映画が無かったので往年の名作に。

脚本の大半は主人公サルヴァトーレのシチリアでの幼少期から青年期までの回想で構成されています。サルヴァトーレがアルフレードに映写技術を学んだり、映画館パラダイスの情景や学校での風景がほとんどで、どうしてサルヴァトーレが映画監督になったのかを「何となく」感じさせる内容でした。
最初に見たのは確か中学生かそこらぐらいだったはず。なので記憶がほとんどおぼろげだったけれど、見終わった後の気持ちは変わりありません。とりあえずどこそこがメインだ的な派手なものではなく、様々な登場人物の心境を汲み取ったりしてみる感じ。なんとなく、監督自身の自伝映画なんじゃないかなあとも思えました。それだけサルヴァトーレと映画については事細かに描かれています。
それと、幼年期のサルヴァトーレの演技も凄かった。確かにこういうちょっと賢くて口の回る小学生、います。ただ、それを子供が演じていることが何より凄い。ちなみにこの子役の本名もサルヴァトーレ。

いわゆる往年の名作に分類されるこの映画。まだ見た事の無い方は、一度でいいから見る事をオススメします。
そういえば自分は生まれて初めて映画を見た時はどんな気分だったっけ? そんな懐かしい気持ちにさせてくれます。

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