Lazy Bear

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2016年まとめ

2016年の総括です。
今年は生活拠点をガラリと変える引越もしましたが、特に映画に関しては不便のない環境に落ち着きました。
単発の良作が多かった反面、続編物は意外と期待外ればかりだったような印象です。

良かった映画
ヘイトフル・エイト
とにかくタランティーノ節が盛り沢山。ファンにはたまらない濃厚さ。ラストの血みどろの地獄絵図はただただ圧巻の一言。

砂上の法廷
最後にガラリと展開が変わる脚本が素晴らしかった。地味だけど推理モノとしてはなかなかの名作。

ルーム
事件は中盤で解決だけれど、そこから先の被害者達が如何に立ち直るかがテーマの作品。綺麗事のないストレートな物言いは辛辣でも、如何に困難な状況下にあるかを如実に物語っている。

64-ロクヨン-
マスコミを終始クズに描いている生々しさ、真犯人が突如本性を表した時の姿が実に印象的。前後編にわざわざ分ける必要は無かったように思うとこは残念。

マネーモンスター
テンポの良さとシニカルな展開が非常に良かった。とにかく人間の愚かさを描ききった脚本が実に良い。口が回る道化役の司会者もジョージ・クルーニーがぴったりハマっていた。

帰ってきたヒトラー
今年一番の問題作だったと思います。あまりにタイムリーなドイツの移民問題にヒトラーをぶつけるという、とんでもないコンセプト。映画化出来ただけでも奇跡的なのに、内容が非常に面白かったのも素晴らしい。

シン・ゴジラ
これがやりたかったんだなあというものがひしひしと伝わる内容。そして久々に理不尽で強く怖いゴジラを見ました。本当に単なる災害と化しているのが恐ろしくて良いです。

ハドソン川の奇跡
無事着水でハッピーエンドかと思いきや、この進路変更が適切だったかなど正当性を証明しなければならないという、その苦悩を描いた作品。実際の事件だけれどこの後日談を知らなかったため、良い学習にもなった。

永い言い訳
主人公の心境の変異が実に良く分かる面白い作品でした。本木雅弘の演技力が光る内容だったと思います。

良くなかった映画
SHERLOCK/シャーロック 忌まわしき花嫁
ラリってばっかりで、ほとんど推理要素の無かった怪作。ドラマ見ている前提だけど、そのファンにしか分からないネタばかり突っ込むのはさておき、シャーロックらしくもっと推理が欲しい。

バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生
導入がほぼピーク。それ以降の異様な盛り上がらなさと雑な展開にはひたすら冷めていくばかり。

マイケル・ムーアの世界侵略のススメ
自分の作風を捨てた毒のない、毒にも薬にもならない内容。恣意的過ぎたり自虐的過ぎたり、何が目的の作品かまるで分かりません。無理やり作らされたの?

インデペンデンス・デイ:リサージェンス
人類側が技術を手に入れただけでとんでもない無能なのが最後まで足を引っ張る。とにかくこういうエピソードを入れようと強引に繋げるため、支離滅裂でかつ面白くない展開がなんとも寒い。

今年は良くも悪くも期待外ればかりでした。前評判だけでは当てにならないものだけど、今年は特にその傾向が強かったように思います。
なかなか無難な映画選びというのは難しい。

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