バーニング・オーシャン
BP社の技師マイクは、掘削中のディープ・ウォーター・ホライゾンへ詰めていた。掘削の担当主任であるジミーは、安全を確保するために必要なセメントテストを金銭的な都合で勝手に取りやめた役員と対立する。一抹の不安が残る中での掘削作業を始めるが、突如パイプ内の圧力が不安定、組み上げていた泥水が制御不能な勢いで吹き出してくる。やがて気化した石油は電装系に到達、そのまま施設自体が炎上する未曾有の大災害へ発展する。
主演はマーク・ウォルバーグ。
2010年にメキシコ湾で実際に起こった大規模な火災事故を元にした作品です。ジャンルとしてはパニックアクション辺りになると思いますが、このアクション部分の迫力はとにかく凄いものでした。並のアクション映画よりもずっと迫力があり、そもそもの状況が過酷です。マーク・ウォルバーグやカート・ラッセル達が演ずる主要人物達の英雄的な行動は、本当にノンフィクションでこんなことをしたのかと思ってしまうほどに格好良い。ただ、このあまりに過酷な状況が現実味が無さすぎてリアルなのか映画的な演出なのか非常に悩む所。
この手のジャンルの映画として、ラストには主要人物のその後と近況が出てきて締めとなるものですが。本作もそういった締め方をしているのですが、どこか弱いというか印象が薄い気がしました。さほど劇的な変化があった訳でもないせいなのか。それと、ノンフィクションだから仕方がないのだけれど、悪が滅びないというのはいまいちスッキリしないものです。
オススメ度は４−。アクション映画としてはかなり迫力があって見応えがあると思います。ただ終わり方はあまりスッキリしないでしょう。
Posted: 4 月 21st, 2017 under 2017, 映画.
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