Lazy Bear

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親しくもないクラスメートの誕生日会の帰り、ケーシーは車で送られるはずだったが突如運転席には見知らぬ男が座り、そのままクラスメートと共に拉致されてしまう。
見知らぬ地下室で目を覚ましたケーシー達3人の前に現れた拉致犯の男は、その時々でまるで別人のように振る舞った。彼は多重人格者であり、23の人格を持っていた。


主演はジェームス・マカヴォイ、監督脚本はM・ナイト・シャマラン。
23の人格を持つ青年と少女達の脱出劇というサスペンス映画。本作の見所はやはりジェームス・マカヴォイの多重人格振りだと思います。23人の人格があるとは言っても実際に出て来る人格は6人程度ですが、いずれも特徴的で別人のような演技をしていました。姿はほとんど一緒で話し方や振る舞いが変わるのは本当に不気味で、この青年は一体何の目的でこういった犯行に及んだのかと気になる出だしです。
シャマランの映画と言えば毎度斬新などんでん返しを期待するところですが、本作は本当に何もありませんでした。いや全く何もない訳ではなくラストに意外な出来事があるのだけれど、正直これは悪い意味での驚きしかありません。本編そのものは、話の破綻は特に無いし綺麗に終わらせているけれど、特にこれといって面白い部分がありませんでした。
今後シャマランはこういう方向で作品を展開していくのかなあと思ったけれど、正直なところ悪い予感しかありません。これ次回作はかなり危険牌になるのではないでしょうか。

オススメ度は3。ほぼ見所はジェームス・マカヴォイの演技だけです。ストーリーに期待は一切してはいけません。本当に何もありません。びっくりするほど。

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