Lazy Bear

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アウト&アウト

元ヤクザで現在は私立探偵を営む矢能。彼はある日、安田という男から仕事の依頼を受ける。しかし矢能が指定された現場へ向かうと、そこには男の死体とゴムマスクをつけた男がいた。ゴムマスクの男は矢能に銃を突きつけると、マガジンに指紋をつけて自分への保険にする。死体の男は依頼主であった安田で、ゴムマスク男は正体不明だった。妙なことに巻き込まれたと思った矢能は、すぐさまゴムマスク男の行方を探し始める。


監督脚本原作共に木内一裕。主演は遠藤憲一。
元ヤクザの私立探偵が事件に巻き込まれるクライムサスペンス。自分が巻き込まれた事件を辿っていった末に大きな黒幕に辿り着いたという、大筋の展開は割と王道なものです。ストーリーに登場する様々な人物達は、いずれも妙に個性的で濃い胸焼けのするような面々です。そんな中、主人公矢能が訳あって引き取っている少女の栞だけが、本当に唯一の清涼剤という印象がありました。
主人公矢能はハードボイルドな如何にもなタイプで、それが頼もしくもあり危なっかしくもあり時にはコミカルにもなったりします。ストーリーそのものはシリアスなものだけれど、ちょいちょいコミカルな感じもあります。この辺りの雰囲気は割と好き好きがありそうです。基本は確かにハードボイルドなのだけれど。
ストーリーは進むに連れてかなりあちこちから色々な要素が発覚しては入り組んで来るため、やや複雑な様相に思えるかも知れません。ただ、この状況は最後まで綺麗に整理はされないものの、この混沌とした状況を妙にうまくまとめ切って最終目的を果たす流れは本当に気持ちよくスカッとしました。そして最後は家族愛で締める、見事な王道ぶりです。この構成は本当に良くまとめてあるなあという印象です。

オススメ度は4+。王道のクライムサスペンス映画です。やや複雑かも知れませんが、割と流れで何となく理解できるような感じでもあるので、この手のジャンルが好きな方には特にオススメです。

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