ゲド戦記
国王である父親を殺して国から逃亡したアレンは、砂漠で狼の群に襲われていたところを一人の魔法使いに救われる。
魔法使いはハイタカと名乗り、行く当てが無ければ共に旅をしようとアレンを誘う。アレンはうやむやの内にハイタカと旅をする事になる。
宮崎吾郎の監督デビュー作。何かと話題になりがちなジブリ最新作です。
原作は同名の長編小説、僕は未読ですがその中のエピソードの一つを映像化した模様です。
ストーリーは起承転結がしっかりしていて、複線も全て消化したまともな構成でした。
声優陣は一部を除いて良い演技でした。しかし、どうにも意味不明な演出が何度も挟まれ、いきなり引いてしまうこともしばしば。中盤以降は特に酷いです。
また、最初に複線は全て消化したと書きましたが、一つ超がつくほど重要なところを完全に説明し切れていません。これは正直致命的。
ネットでの前評判は最悪でしたが、最盛期のジブリが出来すぎなだけで、騒ぐほど酷くはないと思います。ハウルに比べたら、まだまとまりが良くてマシかと。もっと破綻している映画は多いですし。
オススメ度は3−。子供向きの内容でもなく、大人にはまあまあといった内容。部類としてはやはり話題先行型です。無理に見なくとも2年も待てばテレビでやるでしょう。それを待っても良いかと。
Posted: 7 月 29th, 2006 under 2006, 映画.
Comments: 3
Comments
Comment from BlogPetのフランクリン
Time: 2006/7/29 土曜日, 16:34:07
フランクリンは、逃亡したかったの♪
Write a comment