スパイダーマン：スパイダーバース
ブルックリンの名門校に通うマイルスは、勉強漬けの学校に馴染めずにいた。ある日異様な蜘蛛に噛まれ身体に異常を来したマイルスは、スパイダーマンがキングピンとの戦いで命を落とす光景を目にする。最後に託されたキーと約束を果たすため、マイルスはキングピンと戦うことを決意する。そんな彼の前に突如現れたのは、髪の色と年齢が異なるものの紛れもないピーター・パーカーだった。
現在のマーベルで継続中の映画とはまた異なるユニバースのスパイダーマンのアニメ映画です。
二代目スパイダーマンであるマイルスが、様々次元から現れたスパイダーマン達と共闘し、それぞれの次元へ戻るためキングピンと対決するというストーリー。何よりまず特徴的なのが、アニメ映画を活かした原作のアメコミ風の演出を動かしているところ、これがスピーディーにテンポよく動いていくのは実に見ごたえがありました。そして本作の肝でもある並行世界のスパイダーマン達ですが。最初の二人はまあ正統派の範囲ではあるのだけど、一気に合流する残りの三人のキャラというか癖がやたらと凄い。並行世界だからか絵柄すら変わっているという。これらを何となく自然に見せている独特の色彩や構図が印象的でした。特に最終盤の戦いでは本当に熱くなります。当初は頼りなかったマイルスが最後に決める強い男になるストーリーもまた燃える一因です。
またおなじみスタン・リーも出ています。流石にアニメだからね。
オススメ度は５。本作はスパイダーマンのストーリーとして独立しており、ここからでもすんなり入る事ができます。非常に熱いヒーロー物で没入感が凄いです。
Posted: 3 月 10th, 2019 under 2019, 映画.
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