Lazy Bear

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ランボー ラスト・ブラッド

故郷アリゾナでボランティア活動などをしながら、友人のマリアとその孫娘のガブリエラと家族のように平穏な暮らしを送っていたランボー。かつてランボーと袂を分かった父親へ会いに行ったガブリエラは、人身売買組織に誘拐される。自分にとって娘も同然のガブリエラを探すべく、ランボーは単身で組織への接触を試みる。


主演はシルベスター・スタローン。ランボーシリーズの完結編となります。犯罪組織に誘拐された娘同然の女性を救出に向かうところから始まる本作。今回のテーマは復讐で、これまでともまた違ったテイストの印象を受けました。残酷描写も前作以上だと思います。人間は変われない、自分は抑えている。その言葉通り、ランボーのトラウマというか狂気がそのまま形になったような戦いぶりに感じました。敵は間違いなくどうしようもない悪党だけれど、あまりに残虐過ぎるせいか悪党を倒してスカッとするというものでもありません。製作者の意図として戦いの正当性よりも、戦いそのものをクローズアップしたかったのかなと思います。国のために戦ったランボーは結局戦い続ける事になり、最後まで血みどろの地獄だった。だからせめて心だけは故郷に。ラストシーンにはそんな悲哀を感じさせます。

オススメ度は4。相当に残酷なアクション映画で、テーマ性云々よりもまずその辺りで拒否反応が出る人が多いと思います。シリーズのファン以外には大分しんどい映画となるでしょう。

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