Lazy Bear

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透明人間

暴力的で支配的なエイドリアンの元から逃亡したセシリアは、友人のジェームズの元へ身を寄せる。それでもエイドリアンの影に怯える日々を過ごしていたが、ある日エイドリアンは自殺した事を知る。彼の呪縛からようやく解放されたと安堵するセシリアだったが、彼女の周囲で奇妙なことが起こり始める。


古典ホラーの透明人間とはまた一味違った切り口の透明人間。ホラーよりもサスペンスよりになっていました。
透明人間が存在するかどうかよりも、人間が人間を支配する事に主軸が置かれていました。主人公のセシリアは長年エイドリアンから支配されて来たけれど、実際のところこのセシリアも真っ当というかまともじゃないという印象がありました。そういった側面を意識して思い返してみると、誰が一番の悪党だったのかみたいな事を考えてしまいます。とはいえいささかラストはそれが露骨過ぎたか。

オススメ度は4。割と新しい切り口の透明人間だったかと思いますが、透明人間である必然性も薄まったかなと思います。

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