Lazy Bear

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TENET テネット

オペラ公演を襲ったテロ事件。その鎮圧に出動した特殊部隊隊員の男は、ある別の作戦を目的に参加していた。だが彼は敵に捕まり拷問を受ける。その一瞬の隙をついて自決用ピルを飲むが、中身を何者かにただの鎮静剤とすり替えられていて、男は事なきを得る。
新たに男に言い渡された任務は、世界の破滅を救うという漠然としたものだった。そのキーワードになるのはテネットという言葉。


クリストファー・ノーラン監督の最新作。時間の逆行がテーマとなる本作は、当然ですが時間に関するSF作品となります。タイムスリップ、そして物体の時間の逆行、これら二つの要素が絡んで来ます。
ストーリーは中盤くらいまではあまり大きな動きは無いように感じました。ここまでは本作における時間操作と、各登場人物の背景の紹介が多いです。ただ、ここまでには既に様々な伏線がしれっと張られていました。こういう所が本当に油断できません。
クライマックスの一大戦争は、時間の順行と逆行、タイムパラドックスが入り乱れた、本当にカオスかつ独特の世界観でした。自分がどちら視点なのか、そもそも時間の流れがどうなっているのかも訳が分からなくなり、ただただ圧倒されます。

オススメ度は4+。相変わらず独自の世界観で突っ走る素晴らしいエンターテイメントの反面、ノーランファン向けの要素が強い作品でもあります。

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