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ヴァナヘイム王国において指折りの強さを持つ男、ジュリアス・シーザー。

人望も厚い彼は、ヴァナヘイムが世界に誇る最強の剣、聖騎士団の次期団長の最有力候補でもあった。

力、名誉、財産、全てを手に入れ将来を保証された彼。

だがある日、彼は猛然と国に対して反旗を翻した。

対峙するは、聖騎士団総勢一千名。

この無謀とも思える裏切り行為に彼を踏み切らせたのは、一体何だったのか。

今、稀代の猛者と人々に畏敬された彼の半生を綴ろうと思う。

『漆黒の豪腕』の二つ名を持つ、彼の親友も交えて。




第一話「白と黒」 第二話「名誉の証」 第三話「愛馬」 第四話「夜の始まり」 第五話「老兵の思惑」

第六話「出兵の知らせ」 第七話「固まる決意」 第八話「出発前夜」 第九話「北の地にて」 第十話「帰還を待つ者達」

第十一話「そして出発」 第十二話「国境突破」 第十三話「寒地の休息」 第十四話「剣と盾」 第十五話「舞い散る刃」

第十六話「別人」 第十七話「反旗」 第十八話「夜明け前」 第十九話「義に生きて」 第二十話「失ったもの」

第二十一話「目覚めて……?」 第二十ニ話「求婚」 第二十三話「遺志と葬送曲」 第二十四話「温かな気持ち」 第二十五話「妄執鬼」

第二十六話「誰かのためにできる事」 第二十七話「漆黒の豪腕、疾駆す」 第二十八話「想いを馳せ」 第二十九話「神器の脅威」

第三十話「頂門の一針」 第三十一話「折れた剣」 第三十二話「誇り高き獅子の心」 第三十三話「本当の気持ち」 最終話「最も大切な貴女へ」