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ソニック・ザ・ムービー/ソニック vs ナックルズ

ソニックに敗れたドクター・ロボトニックだったが、マスターエメラルドを探す戦士の一族ナックルズを騙し、再度地球へ向かいソニックへ挑む。ヒーロー紛いの活動をしていたソニックはナックルズの急襲を受け応戦するものの、圧倒的なパワーの前に手も足も出なかった。その窮地を救ったのは、ソニックに憧れる少年テイルス。そして各々の目的のため、ソニック、ロボトニック、ナックルズと三人はそれぞれマスターエメラルドを探し求める事となった。


セガが生み出した世界的に有名のソニック・ザ・ヘッジホッグ、その映画化第2作目です。
ストーリーは前作の続きで、ロボトニックがキノコの星から脱出する所から始まります。
本作では原作にも出て来たキャラクターで、テイルスとナックルズが参戦します。テイルスは前作の一番最後にチラッと出て来ていました。
これまではソニックの生まれ持ったスピードを強調する演出が多かったのですが、本作ではライバルキャラの立ち位置でナックルズのパワーを強調する演出が多くありました。この力強さの表現が素晴らしく、シリアスな戦闘シーンやコメディタッチな部分でも強調されています。またナックルズの愚直な性格は、奇特なロボトニックとの対比で非常に分かりやすく見せていました。というか本作でもジム・キャリーの怪演ぶりが光っています。原作キャラで唯一人間が演じているのにあれだけ目立つのが凄い。
基本的にコミカルな内容だけど、ヒーローとはどういったものかという一貫したテーマがあったり、硬軟バランス良い展開、ラストは一気に盛り上げて後日談で終わりという、非常に王道な構成となっていてかなり没入感があります。そしてちょくちょく挟んで来る小ネタや仕込みの頻度も丁度良く、割と油断出来ないのも良いです。
ラストにまた新たな展開の予告がありました。これは3作目も期待して良さそうです。

オススメ度は5。ソニックを知らなくとも十分楽しめます。気楽に、それでいてがっつり観られる楽しい作品です。

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