Lazy Bear

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スラムドッグス

犬のレジーは破局の嫌がらせでタグに引き取られた挙げ句、やはり愛想をつかされ遠い街へ捨てられる。
それでも自分はタグに愛されていると信じていたレジーだったが、街の野良犬達と話す内に実は疎まれていた事を知る。
タグへの愛情が途端に裏返り復讐心を燃やし始めるレジーは、今度は復讐を果たすためにタグの元へ帰る事を決意。そして野良犬達はそんなレジーを手伝うことにする。


報われない境遇の犬達のコミカルな作品。コミュニケーションの欠落した人間と犬のトラブルを描いた内容です。
レジーがどうやって復讐を果たすのかが見所とは思いつつ、話の根本となる復讐を誓う理由というのが非常に軽薄に思いました。
見ている側は明らかに悪いのは飼い主のタグの方だし復讐も当然だとは思うけれど、レジーの主観で見るとあって間もない野良犬の言うことでころっと考え方を変えていて、本当に馬鹿犬じゃないのか?と思ってしまいました。
他人に言われて誓った復讐はどうにも薄っぺらく見えます。何かしらの理由で本人自身が選択しないと。
それとどうにもコミカルな演出を優先するためあまりに不自然な事を動物にさせているのもどうにも気になる。
復讐を果たすどうこう以前に、こういう所で冷めちゃうなあ。

オススメ度は3。犬の映画だけど基本的に犬好きにはおすすめ出来ません。なんかこう度を過ぎた不自然さが鼻に付く感じがします。

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