Lazy Bear

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TALK TO ME トーク・トゥ・ミー

母を失い、その悲しみから立ち直れずにいたミア。ある日親友達とパーティーに参加したミアは、そこで曰く付きの置物を使った憑依ゲームを試す。半信半疑のミアだったが、実際に何者かの霊が目の前に現れ驚愕する。しかしその体験以来、ミアは憑依ゲームにのめり込んでしまい、みんなと憑依ゲームに興ずるようになってしまう。


本作はオーストラリア出身の双子ユーチューバーが監督という異色の経歴を持ちます。内容は非常にシンプルで無駄の無いホラー映画でした。しかし切り口は非常に今どきな感じがします。良くない事にのめり込んでいく雰囲気は「フラットライナーズ」に似ていた印象もありますが、こちらはもっと軽薄で後先をもっと考えていません。目的はただひたすらにSNSでバズりたいからしかなく、いざ当事者となってしまうと取り乱すあたりがそれらしい。しかしそうなる背景として、自身の悲しさや辛さを適切に対処できなく、そういった環境も無い事も時代を反映しているように思いました。
本作の見どころは、やはり話が一気に転がっていく中盤以降だと思います。今まで楽しんでいた事のツケを払わされる状況で、一体何が起こっているのか正確に把握できずに翻弄されていく様。そして想像以上にキレキレのラスト。本当に最後まで楽しかったです。
なんでも既に続編の企画が出ているらしく、なるほどなあと思いました。

オススメ度は5。これはかなり切れ味のある素晴らしいホラー映画です。好きな人にはたまらないでしょう。

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