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ターミネーター4

スカイネットによる人類殲滅の開始、審判の日から10年後。
かつて、抵抗軍の指導者で人類の救世主へ成長する運命にあったジョン・コナーは、抵抗軍の一部隊を率いる指導者になっていた。しかしスカイネットとの戦いは激化する一方で、抵抗軍は未だ勝利の兆しを掴めずにいた。
審判の日より以前、死刑囚のマーカスは執行直前に自身を献体として提供する契約を交わす。彼が目覚めたのは審判の日から10年過ぎた2018年。世界情勢のあまりの変化に戸惑いながらも、人類と機械が総力戦を繰り広げている事を知る。

かつて低予算映画ながら大ヒットを飛ばしシリーズ化された「ターミネーター」の四作目。色々と紆余曲折があったので、3は無かった事になっている脚本です。
主演はクリスチャン・ベイル。今回からジョン・コナーは彼が演ずる事になります。

結局は審判の日を回避できず全面戦争へ突入、ジョン・コナーは指導者として成長していくという展開です。ポイントは、謎の人物であるマーカス。予告編を見た人は大体正体は想像がつくと思いますが、彼の微妙な立ち位置が今回のキモでしょう。
これまでのターミネーターは、未来からターミネーターと呼ばれるロボットがジョン・コナーやサラ・コナーを狙って来るというものでしたが、本作は既にその未来であるため、タイムスリップはありません。そして、ターミネーターも旧式ばかりです。しかしどれも無骨ながら油臭いデザインや動きが、破滅的な未来の世界観にはマッチしていると思います。迫力はかなりのもの。これは全編通してのものだけれど。
今回はキーパーソンとして若い頃のカイル・リースが登場します。名前だとピンと来ない人も多いと思いますが、「ターミネーター」で未来からやってきて、サラ・コナーをT-800から守るために戦ったあの青年、要するにジョン・コナーの父親です。
また、今作にはかつてT-800やT-850を演じたアーノルド・シュワルツネッガーが少しだけ登場します。もちろんこの時代の新型であるT-800役です。ただし、姿は若い頃のものでCGによる登場です。ただ、このT-800とジョン・コナーが対決するところは、「ターミネーター2」を見た事があるとかなり感慨深いものがあります。もうちょっと長い尺が欲しかったなあ。
それと、終盤からネタ的な部分がタイムスリップするのはどうも。ちょっとなあ、なんだかなあ、と思ってしまいました。そこが残念。

今作からは新シリーズという扱いになります。3部作の予定で、原題も「TERMINATOR SALVATION」とナンバリングがありません。次回以降は普通に5,6となるんでしょうかね??

オススメ度は4−。相変わらず細かい設定があって、純粋にシリーズの続編として楽しめると思います。1と2だけ見ていれば十分だと思います。そもそも3とは関係の無い未来なので。

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