UDON
アメリカでコメディアンとして大成することを夢見ていた松井香助だったが、その夢も6年後には挫折、故郷の香川へと失意の元帰国する。
借金返済のため、地元のタウン誌編集部でバイトを始めた香助は、香川の名物とも言える『うどん』の魅力へ徐々に引き込まれていく。
ユースケサンタマリアと踊る大走査線スタッフによるこの作品。とにかく香川の名物であるウドンをテーマにした作品で、実に様々なウドンというかウドンを食べさせる店が登場します。
序盤は香助の視点で軽い導入から始まる訳ですが、バイト開始まで進むと怒涛の勢いで次々とウドン店や製麺所に関するエピソードがずらり。しかも、そのほとんどが実話に基づいているそうです。ここら辺のテンポの良さは非常に面白いです。
実はモブで香川出身の芸能人が多く出ています。ここら辺もファンの方及び香川県民はチェックかもしれません。
ただ、ウドンの魅力とブームを前面に押し出しているせいか、そのほかの要素がかなりおざなりになっている印象を受けました。この脚本なら、普通のテレビの二時間枠使ったバラエティや、グルメレポートでも良くないか？ とさえ思えます。
良くも悪くも、ウドンの魅力で食いつないでいる、そんな作品です。
オススメ度は３＋。バラエティ番組の延長として楽しむ分には良いと思います。
それと、この作品を見た後はきっと無性にウドンを食べたくなると思われます。もしも鑑賞するならば、事前にウドン屋をチェックしておきましょう。
Posted: 9 月 1st, 2006 under 2006, 映画.
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