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相棒-劇場版II- 警視庁占拠!特命係の一番長い夜

警視庁内で突如篭城事件が発生する。犯人は警察幹部12人を人質にし立てこもるものの、外部との交渉は一切拒絶し要求もして来ないという奇妙な行動を取る。
やがて事件も解決するが不可解な部分が少なからず残る。それを解明しようと特命課の杉下と神戸の二人は捜査を始める。

かれこれ10年も続けているドラマシリーズの映画化。スピンオフも含めると三作目になります。
今回は警察内部の対立をテーマにしたものですが、規模は1作目よりも小さくなっている分、綺麗に話がまとまっていてうまい脚本になっていると思います。ただ、そのせいで映画でやる意味が少々薄れている気もしましたが。
配役はTVシリーズそのままでファンならば違和感無く入り込めると思います。何気に準レギュラーの陣川公平も序盤少しだけ出演していたりもします。シリーズのファンなら充分満足出来る内容なのかなと思える出来栄えでした。

ちょっと気になったのが、12/22放送の第九話で明らかに「続きは映画で」をやらかしていた事と、この映画のラストがまるで続きは〇〇で的にしか思えないものになっていた事です。後者はまだ何とも言えないけれど、前者はさりげないふりはしていたけれど完全にクロです。これ、某おのれ!でBPOに散々苦情来たばっかりなのに、まさか相棒でもやらかすとは思ってもみませんでした。正直なところ、がっかりというか落胆というか幻滅一歩手前。随分あざとくなったものだ……。

オススメ度は4−。シリーズのファンなら楽しめる内容だと思います。ただ、あまりにシーズン9との接点が強すぎるので、これはもう今が旬で、旬を過ぎたらどうでも良くなって来るような映画のような気がします。

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