Lazy Bear

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キラー・エリート

ダニーは殺し屋稼業に嫌気が差し、ある日の仕事を境にすっぱりと足を洗う。その後、オーストラリアで隠棲していたダニーの元に、かつての相棒で親友でもあるハンターが拘束された写真と航空券が送られて来る。ハンターはオマーンの元首長の仕事を失敗し、その代役としてダニーが選ばれたのだった。

主演はジェイソン・ステイサム、ロバート・デ・ニーロ。
本作は殺し屋組織の人間と、イギリス特殊部隊であるSASの戦いを描いたアクション映画なのですが。原作はなんと元SASの人間で、体験した事実を元に書いた話だそうです。つまり、割と内容は実際に起こった事になる訳です。本当かどうかは分かりませんが、何となくありそうだなあという説得力は無くもありませんでした。

基本的に主人公のダニーが仲間と共に請け負った仕事をこなしていくお話。アクション映画らしくドンパチも多く、CG無しのスタントシーンも豊富でした。プロの殺し屋役は今までもかなりこなしてきたので、そういう意味ではジェイソン・ステイサムは代わり映えしない印象でした。「殺すのは簡単、その後が難しい」というスタンスぐらいかな。
とにかく仁義に厚い男のアクション大作で、結構利用したりされたりの陰謀が渦巻いているのだけど、そんなに気にしなくとも頭に入るようなレベルです。何故面倒な工作をしなきゃいけないのか、だけ押さえておけば良いと思います。

共演のロバート・デ・ニーロは、枯れてくたびれてはいるけれど、なんかこう飄々とした憎めないおじさんという感じでした。歳相応な丸みを帯びていて良かったと思います。本編ではあまり頼りない感じなのだけど、しっかりと格好良い見せ場もあります。

「キラー・エリート」という同名のアレな映画があるのだけど、決してそれのリメイクではありません。アクションもストーリーも比べ物になりませんので。

オススメ度は4−。アクション映画だけど色々工作して四苦八苦する面白さもあります。割と冗長な気もするかもしれないけど、楽に楽しむには調度良い映画でしょう。

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