Lazy Bear

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ドリームハウス

出版社で編集者として働いていたウィルは、ある時に会社を退職する。ウィルには妻と幼い2人の娘が居て、つい最近新しい家に越してきたばかりだった。新居で新生活をスタートさせた一家だったが、向かいの家の住人はどこか余所余所しく妙な態度を取る。そして娘のディディは、窓の外に不審な男の姿を目撃する。以来、その男は度々家の周辺に現れるようになった。
不安を感じていた一家は、ある日向かいの家の住人であるアンから、この家ではかつて家族が皆殺しになるという凄惨な事件が起こった事を知らされる。


主演はダニエル・クレイグ。殺人事件が起こった曰く付きの家に越してしまった家族の、サスペンスホラー映画です。と、思っていたら、実は中盤に突然、とんでもない展開が待ち受けていました。そのためジャンルとしては、サイコサスペンスホラーという、何だか複雑なものになります。
曰く付きの家に、余所余所しい向かいの家の住人、そして家を覗く謎の男。これらからどんな展開になるのかと思っていたら、これが思っていた以上に複雑で予想外の方へ向かい、続きが予測不能という意外とハラハラさせられる映画でした。本音を言えば、もうちょっとスリムな脚本になったんじゃないか、今までの空気からすると違和感のある演出じゃないか、という点が幾つか散見されました。しかし、価値観の逆転とサスペンス要素をうまく組み合わせた後半の展開は面白かったと評価出来ます。
しかし、やはりもう一味、欲しかったのも事実です。サイコ、サスペンス、ホラーと、いずれも中途半端だったのではと思います。どれか一点をもっと突き抜けさせたら、かなりの傑作になったのではないでしょうか。いまちょっと惜しい映画です。

オススメ度は4−。今ひとつ足りない感じはあるけれど、なかなか面白い展開をする映画です。とりあえずは、サスペンスかホラーを観る感じで鑑賞すると良いかと思います。

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