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かちこみ! ドラゴン・タイガー・ゲート

龍虎門は、弱者の味方で子供達に武術を教える正義の武術の道場。
その道場主には「ドラゴン」と「タイガー」という名の二人の息子がいた。二人は将来、この龍虎門を支える人物になるはずだったが、ある事情からドラゴンは子供の頃に龍虎門を去る。
それから十数年が経過し、タイガーはとあるいざこざからドラゴンと再会する。しかしドラゴンは犯罪組織の一員となっていた。


原作は香港の人気コミック「龍虎門」、その映画化です。
序盤からいきなりタイガーのアクションシーンがあるのですが、タイガー役のニコラス・ツェーのアクションは華があり非常に熱くなれました。その反面、何故かやられるだけの端役が異常なまでに多く、スクリーンのほとんどを埋め尽くします。その結果、タイガーの素晴らしい足技のアクションがイマイチ発揮出来ていないように感じました。

漫画が原作だからなのか、ストーリーは割と薄く展開も駆け足で正直あまり奥深さはありません。アクションがメインだからかな、と思って見ていましたが、最初のアクションからして大分ブッ飛んでいたのに、その後もイロモノ度がインフレを起こし、最終的には訳の分からない状況にすらなってしまいました。
手技、足技、ヌンチャク、三節棍、釵、果ては青龍偃月刀と、アクションはバリエーションもあり力も相当入って良い出来映えだったのに、そういう下手なCG演出はかえって興醒めです。これが一番大きなマイナス。

あと気になったのが、原作がそうだからなのか、単に今の香港の流行なのかは分からないけれど、ニコラス・ツェーやドニー・イェンの前髪が明らかに鬱陶しいほど長く顔が隠れてます。このセンスは今ひとつ受け付けません。

オススメ度は3−。アクションのレベルは高いけれど、段々とおかしな方向へ走り始めるのは覚悟しなくてはいけません。また、ストーリーは割と薄いので重いものを見たくないという意味では勧められるのかも。

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