スパイダーマン３
かつて強盗に襲われ命を落としたピーターの叔父、ピーターはその仇を取ったものと思っていたが、実はその真犯人は別の人物で服役中であることを警察から告げられる。しかし真犯人は刑務所を脱走、行方不明となる。その一方で、ピーターの親友であるハリーとの間には溝が深まるばかり。そして恋人のメリージェーンとの関係もぎくしゃくし始める。
今回のスパイダーマンは復讐がテーマという事でしたが。
スパイダーマンの敵役が３人と少々多いように思います。そして彼らは皆、恨み辛みで繋がり合っていて、それが余計悪循環を生み出しています。その展開には敵役以外の一般人も絡まり合っていて、前作までのような単純な展開とは一線を画しています。けれど、脚本が良く出来ているのかそれぞれと主人公ピーターの繋がりさえ把握していれば簡単に整理できるため、複雑に絡み合ってはいるけれど思ったよりも混乱はしません。
アクションシーンも冒頭のハリー戦を初めとして、これぞスパイダーマンと思わせるスピード感溢れるものでした。今回はサンドマンという大柄なパワフルキャラも出てますが、地下鉄路線内での戦いも殴り合いの迫力が良く出ています。
中盤のピーターの変貌ぶりもなかなかで、叔母の言葉はそんなピーターだけでなく他の人物までも良く表現した名言ばかりです。
オススメ度は４＋。シリーズものなので、１、２を見ていないと分からない事が多いですが、見てきた方ならば文句無しに楽しめると思います。
Posted: 5 月 6th, 2007 under 2007, 映画.
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