Lazy Bear

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リーピング

宗教の絡んだ事件を幾つも調査し解明してきたキャサリンは、ある日ヘイブンという小さな町からやってきたダグという青年教師に調査を依頼される。
それは、町の川が突如として血のように真っ赤になり住民が不安を抱いているため、原因を調査して欲しいというものだった。


TVでは「イナゴ少女、現る」というコピーで宣伝されたせいでどんな映画なのか分からないものになってましたが、見たところこれはオカルト系のホラーに若干ミステリーのテイストが入ったものでした。
ちなみに、イナゴのシーンは全体のほんの数分なので、ことさら強調するのは見当違いです。

宗教とオカルトを組み合わせたホラーで、いわゆる奇跡現象に挑むようなものでした。ただ、序盤から結構グロい描写が多く、精神的にはきついと思います。血の川だけでなく、魚や昆虫動物の死骸がとにかく出てくるので。

展開は割とありがちな”ように見える”ものでした。ミステリアスな部分が多く、主人公の過去との葛藤が時折挟まりつつ、遂には事件の中心人物と思われるローレンという少女に行き当たるのですが。ここで一旦、「ああ、こういうオチだったのか」とB級ホラー的なオチに一瞬がっかりさせられます。クライマックスのCGもショボいので。
ただ、その後の展開が予想外に面白かった。といってもほんの僅かで、ラストのラスト、残り1分ほどのところ。ここで今ひとつ面白みに欠けていた印象を一気に覆してくれました。
単純にブラックなオチだけでなく、実は色々と伏線を張っていたのだなと思わされます。とにかく、思い出せば思い出すほど味のあるオチでした。

オススメ度は4−。とにかく後半からが秀逸です。それだけのために見ても良いかも。
ただし、血やら魚だけでなく様々な虫が出てくるので、食欲は確実に無くします。耐性がある人でも、食事前に見るのは避けた方が良いかもしれません。

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