Lazy Bear

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大日本人

大佐藤は、代々防衛庁(※作中の設定)の依頼により獣(じゅう)と呼ばれる怪獣を退治する仕事を生業としていた。
六代目の大佐藤は時代の流れと共に大日本人へ対する世間の風当たりや、四代目の介護、家族との離婚など苦悩が続く。


松本人志が構想に五年も費やした初監督映画。自分なりのヒーロー像、既存のジャンルに捉われない、映画というものをぶち壊す、などと謳い文句はありながら公開直前まで内容をほとんど公表しないという異色の作品。

とりあえずコメディタッチなものでしたが、はっきり言って開始三十分以降は退屈でした。
「ダウンタウンのごっつええ感じ」のコントを髣髴とさせるものでしたが、その中の駄作を長く引き伸ばした印象が強いです。
正直、コメントに困る内容です。「ヒーローって言っても人並の悩みがあるんだよ」と言いたいのかもしれないけれど、どういうタッチでやるのか、せめてそれだけでもはっきりさせておいて欲しかった。
演出もかなり賛否両論分かれるでしょう。というか、映画を見に行ったのならば受け入れられそうにないと個人的には思います。
そして、ラストが酷い。これは幾らなんでも無い、と本気で思いました。

ヒーローの日常というテーマは良かったけれど、切り口からして完全に失敗。むしろショートフィルムの方が良かったんじゃないかな。

オススメ度は1+。迷走を続けただけの駄作です。ディープな松本人志ギークじゃないと耐え難いでしょう。

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