300 <スリーハンドレッド>
ギリシャの一国であるスパルタは、全ての男達に過酷な試練を課して屈強な戦士と育て上げていた。
紀元前480年、ペルシア国のクセルクセス王は、スパルタへ使者を送り軍門に下る事を要求する。それを拒絶したスパルタ国のレオニダス王は、僅か300人の屈強な戦士を率いて大軍で向かってくるペルシア軍を迎え撃った。
史実を基にした作品ですが、伝記ものというよりはエンターテイメント用に編集した脚本でした。なので、実際のスパルタとは幾分異なったスパルタになっています。
タイトル通り300人でペルシアの大軍と真っ向勝負する訳ですが、三国志みたく計略やら戦術やらが飛び出すわけでなく、文字通りのガチンコです。とにかくスパルタ兵は屈強で強さが際立っていました。戦いのシーンもかなり迫力があり、十分な見ごたえがあります。
ただ気になったのが、ストップモーションやスローモーションの特殊効果がかなりウザイ。頻発するだけでなく、明らかに不必要な部分にまで使ってます。ビジュアル重視という事なのかもしれないけれど、だったらもう少し構図にこだわって欲しかったです。
多勢対無勢というジャンルにおいては天才軍師は不可欠ですが、それを無しにとにかく戦いまくる様は、ここまで来ると逆に爽快です。軽く補足すると、その有り得ない状況が史実だったりします。見る前に軽くペルシアやスパルタについて調べておくと面白いと思います。
オススメ度は３＋。まあ悪くは無いかな、ぐらいのもの。どつきあいアクションが好きな人にはオススメです。
ただし、生首や血飛沫が沢山出てくるので要注意。奇形もあるので更に注意。
Posted: 6 月 2nd, 2007 under 2007, 映画.
Comments: 1
Write a comment