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8月の家族たち

バーバラ達3姉妹は父親失踪の連絡を受けて、オクラホマの実家へと集まった。母親は末期癌を患っているため薬が手放せないが、それ以前に生来の舌禍を招く性格と薬の影響により、家族に対しても非常に攻撃的な物言いになっていた。やがて父親が死体として発見され、集まった一族で葬儀を執り行う。だが、母親の言動はますます激しさを増し、ついに一族達はそれに耐え切れなくなる。


主演はメリル・ストリープ、ジュリア・ロバーツ。共演者として、ユアン・マクレガー、クリス・クーパー、アビゲイル・ブレスリン、ベネディクト・カンバーバッチ。
原作は舞台劇のようです。出演者は御覧の通り非常に豪華な面々です。
本作はいわゆる家族ドラマの作品です。見所は何と言っても自由奔放で、年寄り特有の物言いのキツさを見事に表現しているメリル・ストリープ演ずる母親、ヴァイオレットの怪演だと思います。今までの作品ではこういったメリル・ストリープの演技は見たことは無かったので、なかなかに衝撃的でした。それに対するジュリア・ロバーツを始めとする家族の困惑や苛立ちがやたら生々しく見えました。まったく身に覚えの無い事でもないので、いささか身につまされるような思いになります。
そういった家庭環境のため、ラストはまあそうだろうという妥当性と、どうにもやり切れない心境が残りました。全体的に心に来る話だと思います。

オススメ度は3+。いささか見るのにはキツイ人もいるかも知れません。あまり気軽には見られないと思います。

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