Lazy Bear

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プリズナーズ

感謝祭の日、ドーヴァ一家は家族ぐるみの付き合いをしている近所のバーチ家を訪れる。そこで何事も無く談笑していたが、幼いアナとジョーイがドーヴァの家へ行くと言い、そのまま姿を消してしまう。
一向に行方の分からない2人だったが、程なく1人の容疑者が逮捕される。この男が2人を誘拐したと思われたが、決定的な証拠が見つからず、遂には48時間の期限を過ぎてしまい釈放されてしまう。だが、この男が誘拐犯と信じていたケラーは、遂に一線を超えた行動に出る。


主演はヒュー・ジャックマン、ジェイク・ギレンホール。誘拐された幼い我が子を巡る、サスペンス映画です。
2つの幸せな家庭が、誘拐を機に崩壊を始めていきます。そんな背景で、我が子を見つけ出すため奔走するケラーが徐々に追い詰められていき、遂には一線を超えてしまうのですが、その辺りの描写が非常にストレートでショッキングです。元々ケラー達には何の瑕疵もなく、そして真犯人はどうしようもない身勝手な人間であるため、この展開は非常に心が痛みます。ケラーのした事は褒められた事では無く明確に犯罪なのだけれど、かと言ってそう非難できる経緯でもなく、きっかけを作った犯人に対してはとにかく怒りばかり覚えます。
ラストは、はっきりと描かれてはいないものの、おそらくは見たままの展開だと思います。ただ、その後のケラーの末路は、やはり安穏としたものでは無いでしょう。劇中で、子供をさらう事で怪物を作り出し神と戦う、といった旨を話すのですが、まさにその通りになっているのが辛い所です。

オススメ度は4。かなりきつい暴力描写のある作品です。ですが非常に見応えのあるサスペンス作品であるため、ある程度暴力描写は想定した上で観賞する事をおすすめします。

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