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ソロモンの偽証 後篇・裁判

柏木卓也の事件の真相を突き止めるため、遂に学級裁判が開廷する。そこには、裁判に否定的だった渦中の大出俊次や、出廷が危ぶまれていた三宅樹理の姿もあった。柏木卓也は一体誰に殺されたのか、あの晩一体何が起こったのか。その真相が少しずつ明らかになる。


原作は宮部みゆき。
3/7公開の前編に引き続き、事件の真相を明らかにする後編です。いよいよ裁判が始まる訳ですが、前作同様かなり作品の尺が長いです。その割に意外とのめり込みやすく時間の長さを感じさせませんでした。この辺ののめり込みやすさは前作と同じで、やはりテンポの良さが効果的だったのではないかと思います。
演出や構成は前作の雰囲気をそのまま受け継いでいました。ただ個人的にはこんな誰も得をしない裁判で意味があったのか、とも思ったけれど、やはり真相そのものが目的なのではなく過程が大事だったという展開なのでしょう。そして、前編よりも柏木卓也のウザさが凄かったです。この作品は、特に人間らしい陰湿さや嫌な部分が強く出ていたけれど、柏木卓也が最も象徴的だなあと感じました。

オススメ度は5−。落ちはちょっと期待外れ?かも知れません。ただ、前回同様ののめり込みやすさは非常に良く、前編との一気上映をやっている映画館もあるようなので、思い切ってハシゴするのもありだと思います。

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