Lazy Bear

Categories

Archive

Site search

Feeds

Meta

ジョン・ウィック

元凄腕の殺し屋だったジョン・ウィックは、今は裏稼業からすっかり足を洗い妻と幸せな生活を送っていた。しかし妻は病により他界、ジョンの元には一匹の犬が残された。亡き妻を偲び愛犬をかわいがる生活を始めたジョンだったが、ある日自宅を強盗に押し入られ愛犬を目の前で殺されてしまう。犯人はかつての仲間だったロシアンマフィアのボスの息子で、彼はジョンの事を何も知らなかった。復讐に燃えるジョンは、穏便な和解案にも乗らず封印した武器を取り出す。


主演はキアヌ・リーブス。久々のアクション映画で、内容は非常に王道的な復讐劇、監督はかつてマトリックスシリーズでスタントを務めたとあって、かなり期待をして見に行きました。主人公であるジョンは、いかにも凄腕の殺し屋らしく非常に淡々として落ち着いており、貫禄のある人物でした。
銃撃シーンも凝っていて、スタイリッシュに見せながらも確実に相手の頭を撃ち抜いていく殺し屋らしいものです。しかし、それが素手のアクションシーンになると一転します。これが何故か突然と泥臭い取っ組み合いに毎度なってしまい、あまりに迫力がなくグダグダです。見せ方が悪いのか、非常に格好悪い。マトリックスのスタントをしたのだから、もっと迫力ある構図とか見せ方も思いつきそうなものなんだけれど。これがあまりに致命的でした。おかげで主人公が言うほど強くないような印象さえ持ってしまいそうになります。
「なんでたかが犬のために!?」この作品のテーマでもある復讐の背景ですが、この両者の価値観のギャップは非常に良い対比になっていて面白い脚本ではあるんだけれど。正直、アクションシーンにかなり足を引っ張られていると思います。あとラストシーンの唐突な復活の仕方はちょっと笑いそうになりました。

オススメ度は3+。いささか期待外れの感じがする出来栄えでした。ガンアクションは見応えがあるので、そこは期待して良いでしょう。

Write a comment