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スポットライト 世紀のスクープ

ボストン・グローブ紙の取材チーム”スポットライト”は、カトリック教会が何十年にも渡り児童虐待に加担していた事件を知り、極秘裏に取材を始める。しかしカトリック教会の影響力は凄まじく、スポットライトの記者達は思わぬ妨害を受け続ける。だが彼らは被害者の声を真摯に拾い続け、諸悪の根源である教会のシステムそのものの暴露を決して諦めなかった。


ボストン・グローブ紙が実際に連載を行ったカトリック教会の悪事について、その経緯を描いた作品。構成は非常に渋く、とにかく登場人物の心情や行動にスポットを当てた内容のように感じた。それだけでは地味な内容になりそうなところだが、役者陣がいずれも演技派ばかりであるため、むしろスポットライトチームにいつの間にか引き込まれ共感すら覚えてしまいました。
ただ、現在も取材は進行形なのかは良く分からないけれど、ラストはなかなか苦いものがあります。とは言え、こうして事実を詳らかにする事が問題解決に向けた前進になれば、この作品そのものも意味があるのではないかと思います。ただ、映画をそういう事情に使うのはどうなのだろう?という疑問もいささかあります。

オススメ度は4−。こういった社会派映画が好きな人には非常に満足の行く内容だと思います。

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