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スノーデン

2013年6月5日、NSAに務めるエドワード・スノーデンは、ガーディアン紙を始めとするマスコミに対して機密情報を暴露する。それはNSAがテロ防止という名目で、米国民に留まらず世界中の個人情報を秘密裏に収集しているというものだった。


主演はジョセフ・ゴードン=レヴィット、監督はオリヴァー・ストーン。
かつて全世界中で話題になった、アメリカの暗部を暴き国籍を喪失した実在の人物、エドワード・スノーデンの半生を描いた作品です。
エド視点で告発に至るまでの経緯が描かれています。ジョセフ・ゴードン=レヴィットは思ったより低い声で落ちついた演技をしており、これまでの作品とは随分演技が変わっていました。基本的にはエドの主観になるため、心情的な描写も多く、特にほとんど表沙汰にはなっていない恋人との関係もかなり細かくありました。個人的には、エドワード・スノーデンという人間がこういった主義主張を持っているためこうなるのは必然だった、というお膳立てをしているような演出が目についた印象も受けます。事実関係はそれこそ国家機密であるため、本人や近しい関係者の証言をそのまま信じるしかないけれど、その辺りは実話ということもあって説得力のある展開に仕上がっていたと思います。特にエドの同僚達との関係はやり過ぎず少なすぎない調度良い掘り下げだっただけに、他もそれぐらいで良かったのではと感じました。
ラストにエドワード・スノーデン本人が出て来るのはびっくりしました。

オススメ度は4。この事件はかなり有名だったので、経緯を知りたいという人にはもってこいの作品だと思います。全て鵜呑みには出来ないけれど、色々報道以外で知れる情報も多いと思います。

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