Lazy Bear

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フィクサー

とある法律事務所に所属する腕利きの弁護士マイケルは、裏の仕事として様々な犯罪のもみ消し屋も営んでいた。
ある日、所属する法律事務所が担当する製薬会社に起こされた集団訴訟について、担当だった腕利きの弁護士であるアーサーが突如奇行に走り、長期化を迎えていた訴訟は重大な転機を迎える。その一方、いとこの借金を肩代わりする事になってしまったマイケルは、アーサーの事件を収束すべく現地へ派遣される。

ジョージ・クルーニー最新作。「完璧と言える映画だ」などと前評判は上々の映画だったのでかなり期待をして観に行きました。

個人的な印象としては、期待はずれの一言に尽きます。巨大な会社にまつわる訴訟、担当弁護士の奇行、腕利きの揉み消し屋、と面白そうな要素はこれだけ集まっているというのに、まるで必然性のない展開と突っ込みどころ満載のシーン達にかなり萎えさせられました。その上、それらを何の面白みもなく淡々とこなしていくだけだから、一体ナニが面白いのか、そもそも主人公は本当に優秀なのか?とすら疑問を抱きかねません。

単なる法廷闘争に収まらない難しさもあるのだけれど、一体主人公に何をさせたかったのか、製薬会社はどこまで把握し行動していたのか、最低限それだけでも明確化するべきです。普通に見たところ、主人公が腕利きの揉み消し屋である必然性が全く感じられない。単なる弁護士の同僚で十分なレベルです。
それと、工作関連があまりにお粗末過ぎる。せめて各登場人物の行動から矛盾や誤りを全て取り払って欲しかった。一旦ツッコミ所を見つけてしまうと次々見つかってしまうため、とても落ち着いては見られません。

オススメ度は3。とりあえず話題性のみ。宣伝文句は、僕にしてみれば明らかに過誤があるので真に受けない方が無難。特別無理に見るまでも無い、期待が強ければ強いだけがっかりしてしまうようなものです。

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